名古屋市瑞穂区にある訪問看護リハビリステーション陽明です。
今月、当事業所で勉強会を行いましたので投稿させて頂きます。
内容はターミナルケア、エンドオブライフケア、アドバンスケアプランニングについてです。
ターミナル(終末期)
→国際的に認識された定義はありませんが
「治療方針を決める際に、患者はそう遠くない時期に死に至るであろうとすることに配慮する時期」
「病気が治る可能性がなく数週間~半年程度で死を迎えるだろうと予測される時期」
などと言われています。
ターミナルケアとは
終末期にある方に対し、治療による延命よりも、病気の症状などによる苦痛や不快感を緩和し、精神的な平穏や残された生活の充実を優先させるケア
人生の残り時間を自分らしく過ごし、満足して最期を迎えられるようにすることが目的とされています。
エンドオブライフケアとは
診断名、健康状態、年齢にかかわらず、差し迫った死、あるいはいつか来る死について考える人が、生が終わる時まで最善の生を生きる事ができるように支援すること。
※ターミナルケアと違い、病気だけではなく単に高齢などでも「人生を完成させる時期」と自覚した時期から開始されるところに特徴があると考えられています。
最後を迎えたい場所、迎えた場所
アドバンスケアプランニング(=ACP)とは
直訳すると・・・
アドバンス(Advance):前もって
ケア(Care):医療やケアについて
プランニング(Planning):立案すること
今後の治療・療養について患者・家族と医療従事者があらかじめ話し合う自発的なプロセス
目標:本人の意向に沿った本人らしい人生の最終段階における医療・ケアを実現し本人が最期まで尊厳をもって人生をまっとうすることができるように支援すること。
上記の内容を踏まえ、ACPの理解を深めるため「もしバナゲーム」をやりました。
「もしバナゲーム」とは
人生の最後にどうありたいか? 自分と大切な誰かがそんな「もしものための話し合い(=もしバナ)」をする、きっかけを作るためのゲームです。
ゲームを通じて、事業所内のスタッフの価値観や自分自身の在り方、理想の自分や人生など各々の考えや人生観を知ることができました。
話しにくい内容ではありますが、今後もお客様とご家族様に寄り添いサービスの質の向上を目指していきたいと思います。